レイテンシーとオーディオドライバーについて DTM/DAWで音がずれる問題 | サウンドカフェ-SoundCafe-

2015.01.20

DTM / DAW

レイテンシーとオーディオドライバーについて DTM/DAWで音がずれる問題

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レイテンシーの問題はDTMを初める人にとって最初の頃にくる難関です。
(2015年現在はそうでもないですか?)
僕も初めは録音した音がなぜずれるのか、ずっと分からなくて、
「パソコンが壊れてるんだ」と思って封印したり、
当時メインで使っていたSingerSongWriter4.0のサポートセンターに何日も延々と電話してたりしました。(笑)
その時のオペレータの人もあんまり理解してまない人多かったです。orz”

レイテンシーの問題とは

レイテンシーとは発音遅延のことで、操作(録音者・演奏者)側がアクションを起こしてから実際に音が鳴って聞こえるまでのタイムラグのこと。
大きくレイテンシーが発生してしまう場合、実際にライブタイムの録音などがとても出来たものではなくなってしまう。
具体的にはMIDI音源を再生しながら生音RECなどをした場合などで上げると、
機械(シーケンサ)が現在進んでいる場所より発音されている場所が遅かったりする。(下図参照)

レイテンシー説明

演奏者は発音されている音に合わして演奏し、その録音処理もさらにまた上記のようにずれるので必然的に録音された音はシーケンスデータと激しくずれる。といったことが起こるので、
ライブタイムで録音したり、処理を動かしたリすることが事実上不可能になる。

※楽譜やピアノロールだけで画面上で打ち込んで終了する場合は、あまりレイテンシーを気にしなくても良い場合があります。

レイテンシー問題を解決するためには

そもそもレイテンシーが発生するのは、OSが音のデバイス(機器等)に音を受け渡すまでに中で処理やデータの受け渡しをこねくり回している分、遅くなっているのでデバイスに音のデータを簡潔に、瞬時に渡せるようにする必要があります。
これを解決できるのが専用に開発されたドライバーです。

※デバイス(機器)が対応している必要があります。

DTMで使える低レイテンシーのオーディオドライバー

  • ASIO(アジオ)
  • WDM/KS
  • WASAPI(ワサピ)=(Generic Low Latency ASIO Driver)

DTM/DAWに向かないレイテンシーが大きいドライバー

  • WDM
  • MMEドライバ(レガシドライバ)
  • DS(DirectSound)ドライバ

各オーディオドライバーについて

【ASIO】(DTM/DAWに最適)

“Audio Stream Input Output”の略称です。
ドイツにあるSteinberg(スタインバーグ)社が開発したオーディオドライバー。
一昔前まで(今でも?)は低レイテンシーオーディオドライバーといえばASIOでした。
これがなくてはDAWはかないませんでした。
ぼくがDTM始めた時に最も検索したワードの一つです。(笑)

【WDM/KS】(DTM/DAWに最適)

Cakewalkが開発した、ASIOと同等な低レイテンシーを実現するオーディオドライバです。
WindowsXP以降にOS標準で搭載されているKernel Streamingという仕組みを流用してOSがこねくり回している処理(ミキサー)などを
スキップしてデバイスに直接データを上げようとする手法です。
なんだか裏ワザっぽいですが、OS標準機能を使っているため,ASIOに比べて対応出来るオーディオインターフェースが若干多かったりします。
ただ、開発されたじてんでASIOがメインストリームだったのことと、それに取って代わるほどのアドバンテージがなかったため
SONARや自社のソフトウェアとその他少しで使用出来る少しこじんまりしたドライバな印象です。

【WASAPI(ワサピ)=(Generic Low Latency ASIO Driver)】(DTM/DAWに最適)

ASIOやWDM/KSのように低いレイテンシーでの入出力が可能なOSが標準で搭載しだしたドライバです。
OSそのものがサポートするため、ASIOのように各デバイス専用ドライバーを必要としません。

【WDMドライバ】(DTM/DAWに不向き)

Windowsに標準搭載のドライバです。寄せ集めのドライバーといった印象が強く。
「音がでればいいんでしょ!?」とふてくされた印象を個人的に持っています。(笑)
その寄せ集めのせいでレイテンシーがひどく出音される音質も悪くなっているという残酷なやつです。

【MMEドライバ(レガシドライバ)】(DTM/DAWに不向き)

WDMドライバよりも古くからあるドライバー。現在は使う事はないのでは?

【DS(DirectSound)ドライバ=ASIO DirectX Full Duplex Driver】(DTM/DAWに不向き)

ゲーム専用として開発されたDX(DirectX)という一連の技術の中のDirectSoundに対応しているドライバです。

まとめ

どうでしょうか?少し整理できたでしょうか?
レイテンシーやドライバーなんて楽器や歌やってるだけなら考えることも無かった問題でしょうが、
DTM,DAWを覚えたいと思ったら無視出来ないでっかいポイントになりますので、
全然おもしろくないですけどこの概念が必要なことが多々あるので一応、把握しときましょう!(笑)

ではでは( ゚д゚)ノシ