コンデンサマイク?ダイナミックマイク? ボーカルなら知っておきたいマイクの種類と仕組み | サウンドカフェ-SoundCafe-

2015.08.26

楽器 / 機材

コンデンサマイク?ダイナミックマイク? ボーカルなら知っておきたいマイクの種類と仕組み

マイクの種類


”マイク”と聞いた時どんなものを想像しますか?

マイクの種類

とパッと思いつくのはこのあたりでしょうか?
実は、この中で右下のレコ-ディングマイクだけは別の種類に分類できます。

そう今回はマイクの種類についてです。

マイクの種類を知ろう

一般的にDTMやイベントなどで使用されるマイクはダイナミックマイクコンデンサマイク の2つの種類にわけることができます。

たとえば、レコーディングや漫才の時に良く見かけるるのはコンデンサマイクでカラオケやインタビューで使用するのはダイナミックマイクです。

分ける基準ってなに?

音=空気の振動 とします。

マイクを使うのは、アンプなど機械にケーブルなどで”音を送る時”です。

金属線でできたケーブルの芯を音が通るようにしようとすると空気の振動ではなく電気信号でないといけません。 そこで”音を電気信号に変換する”のがマイクです。
この電気信号に変換する過程の違いでマイクの種類をダイナミックとコンデンサに分けられます。
(他にもリボン、クリスタル、カーボンなどのタイプもありますが、今回は広くメインで使われている上記2種類に絞って説明します)

ダイナミックマイクの電気信号変換

ダイナミックマイク図解

図を見て思い出すのは…電磁誘導。フレミング左手の法則です! (笑)
電・磁・力のうち2つが確定すれば、3つ目が誘導されます。

ダイアフラムと呼ばれる振動板の振動(力)とそれに寄り添う磁石(磁)の動きにより電気信号(電)が発生します。
これでやっと音はケーブルを通っていけるようになります。

ちなみに…
スピーカーの回路は逆順になっていて電気信号(電)と振動しない磁石(磁)が確定しているので振動板の振動(力)が発生して音になります。構造はダイナミックマイクと同じなのでスピーカーはマイクとしても使用可能です。(効率は悪いです)

コンデンサマイクの電気信号変換

コンデンサマイク図解

こちらはコンデンサマイクには振動板と固定板、2枚の電気を貯めた板(ここで電気を貯めている=コンデンサとなっているのが名前の由来です)が向かいあってます。

振動板が揺れるとお互いの距離が変化し電圧が変わります。
ここで電気信号が拾えるわけですが、ダイナミックマイクに比べ信号が小さいので増幅させるために小型のアンプを内包しています。

コンデンサ部とアンプ部には電気がいるのでコンデンサマイクは使用する際に電力供給が必要になります。 この電源のことをファンタム電源と呼びます。(通常48v)

ファンタム電源

マイクに電力ってどうやって送るの? となりますよね?実は一般的なコンデンサマイクはXLR(キャノン)ケーブルでしか使用できません。(フォンケーブルではダメです) またファンタム電源を供給出来るアンプやミキサーなどに接続しないといけません。

…個人的には音声ケーブルから分けて他から電源とったほうが良いんじゃないかと思ってます。

ファンタム電源周りについて

それぞれの特性

なぜこの2種類がスタンダードとされているか? なぜ1種類に淘汰されないのか? と思うかもしれませんが、それぞれの特性に理由が有ります。

ダイナミックマイク

  • 壊れにくい
  • 手で持って使用するのに適している
  • 電源を必要としない

コンデンサマイク

  • 原音に忠実
  • 繊細なニュアンスを拾える

こういった特性もあってダイナミックは現場向き、コンデンサはレコーディング向きという扱いになることが多いです。 (例外もあります)

まとめ

今回はざっくりとダイナミックとコンデンサの概念を説明しました。

マイクは他の分類方法や取り扱い上の注意、メーカーによる特性などがあるのでその辺もまたお伝えできればと思います。