小説 『幻夜』 東野 圭吾
本
2009.12.08
- おススメ度:
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が――。
コメント
『白夜行』の続編と呼ばれているものです。
読み始めは
?これがなんで続編てよばれるんやろ?
描き方の手法も違うし・・・
と思いますが、読み終えるとそうは違わないんですね。
やはり物語の核になる人物の主観はありませんし。
(…ということは一番登場する人物も所詮使いっぱという結論に。)
ただ『白夜行』に比べ、事件への関与がアグレッシブな感じで、読者の想像で補われるポイントも減っています。
…ので前作の持つ独特な余韻のような要素が足りません。
僕は前作の方が読み物としてはカリスマ性があって好きですが『幻夜』も十二分に楽しめる範囲で、しかも前作を読んでる人にはわかるあの人も出てきます(|||ノ`□´)
もしかするともう1作くらい続編がでるかも・・・ですね(*・ω・)ノ
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