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小説 『金のゆりかご』 北川 歩実

2009.07.25

おススメ度:
タクシー運転手の野上雄貴は、GCS幼児教育センターから入社要請を受け、不審を抱く。GCSが発明した「金のゆりかご」と呼ばれる機械で育てられ、一時は天才少年ともてはやされたが、能力の限界を露呈し見捨てられた自分。真意を探るうち、子供が次々と精神に錯乱をきたした事件が浮かび上がる。やがて、ある母親が失踪、殺人が…。先端科学に切り込む新感覚ミステリー。

コメント

…あんまし好きくない……
(好きな人は僕なんぞの言うことは気にしないでくださいね)

なんか独りよがりな感じが凄いです。
で、強調したいのかなんなのか同じようなことを
繰り返し繰り返し書くので話が中々先に進まない。。。
シンプルに書けば2/3くらいの文量で終わったやろうに。
これはおじちゃんが何回も同じ話聞かせてくる感じに似てる。

あと作家さん本人が悦にいく言葉なのか
双眸(そうぼう-両方のひとみのこと)とか洟(はな-洟をすすりあげる等)をもっそい頻度で使ってくる。
双眸なんかは10ページ読んだら2,3個でてくるんちゃうか?ってな勢い。(-"-;)・・・ウンザリだ。
で話の内容は幼児教育により天才の脳を人為的に作ることを目的にした団体、人物とそれに絡めたミステリ的なお話。

途中までとても楽しく読みましたけど終幕に向かうにつれ作者のどんでん返しがやりたいよう☆(> <)欲が半端じゃなくなっていき、出るは出るはの新(真)事実のオンパレード

……ぶちぎれそうになりました。。"o( ̄▽ ̄メ )。o0○

どんでん返しは大好きですが本来もっとシャープに鮮やかに読者を騙すべきものだと思います。
金のゆりかごは

「実はこうこうで~」
「やっぱりこれこれで~」
「本当はこっちが~」
「最初からこの人は~」
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
もうええわ!!!(`□´)!
一回できっちり決めんかいっ!!

あと回収仕切れてない話が気になります。
……秀人君はあれでおわり…?

個人的には不完全燃焼な一冊でした。

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