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小説 『水曜の朝、午前3時』 蓮見圭一

2008.12.05

おススメ度:
45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が、娘のために遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、大阪万博のホステスとして働いていた23歳の直美と、外交官としての将来を嘱望される理想の恋人・臼井礼との燃えるような恋物語だった。「もし、あのとき、あの人との人生を選んでいたら……」。失われたものはあまりにも大きい。愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー。

コメント

内容は
死を目の前にした女性が自分の半生(大阪万博の頃が中心)を語ったテープを娘に送り、そのテープによって語られた物語(彼女の人生)を綴っていく
という内容です。

感想は。。。微妙。。

多分、年代的に共感できる点が少なすぎるのも原因だと思います。
ネット上のレビューを見ればベタ褒めしている人もいるし、クソミソ書いてる人もいて人それぞれ。。というか年代それぞれで捉え易さ、感情移入のしやすさが違ってきたりする作品だなと・・・
文章は上手だと思います。共感はできずとも世界観は十分に体感できますし、読み進めるのに苦も感じません。
物語の中~終盤である国に対する差別の話がでてきますが、なぜかこの点だけは感覚もシンクロして主人公の考えもよく理解できた。と勝手に思っています。
おそらく現時点の日本人の感覚でもこの国には特別、思う所があるからなのでしょう。

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